みなさんこんにちは!
ASH英語スタジオのASH(アッシュ)です!
「スピーキングで文法を正しく使えるようになりたい」
「かっこよく英語を話したい」
このブログにお越しいただいたということは、そんな素敵な目標や希望をお持ちの方がほとんどだと思います。
しかしながら、英語の勉強が苦手、いくら参考書を見返しても覚えられない、スピーキングで全く使えないなど、現実の厳しさに悩んでいる人もかなり多いと思います。
実際に私も学生だった頃は、
- 英語話せるようになりたいけど、苦手だし何をやっていいのかわからない
- 参考書を読んでもなかなか覚えられない
など英語学習に悪戦苦闘して、気づけば勉強をストップしていたということが多々ありました(笑)
「もー!自分はいつになったら英語を話せるようになるんだ!」笑
そんな私は外大卒ですが英語力は底辺でした。
一大決心をしてフィリピン英語留学へいき、フィリピンで英語力が倍以上に伸び、その後はオーストラリアでも英語を勉強し、フィリピンの英語学校で日本人マネージャーとして働くことになりました。
優秀なフィリピン人講師とネイティブ講師の両方と一緒に働き、何千人もの生徒を見てきました。
英語初級者だった自分がどのように英語を勉強して成功したのか、またどのような学生の英語力が伸びる傾向にあるのか、他の国籍の学生と比べて日本人学生は何にもっと集中すべきかなど、自身の経験を元に1番効率の良い英語教材と勉強方法をご紹介します。
ただ単なる寄せ集めの情報ではないので、真剣に英語学習に取り組みたい方は必見です!
今回は英文法に特化したお話です。
「日本人は文法が得意」は本当か?
世間一般に、日本人は文法が得意でスピーキングが苦手という話をよく聞きます。
でも私は「えっ、それ本当?文法ができるならなんで英語話せないの?」
といつも「日本人は文法ができる論」に違和感を感じていました。
確かに英文法のテストで高得点を取れる学生はいたけど、他の国籍の学生が日本人より文法が劣っているとは思ったことがありませんでした。
私の文法できる人のイメージは、
- スピーキング中も正しく文法を使いこなせている⇨カッコイイ!!
- 時制が完璧⇨おお!ってなる。
- a/anとかtheも意識している⇨細かいところにも気をつけている!
- どの文法がそのシチュエーションに適しているか説明できる⇨イメージで英文法を覚えている。
英語ができる人やベテラン講師に日本人の文法力について聞いてみました。
そうすると納得のいく答えが返ってきました。
「日本人の英語の全ては受験英語」
「テストに向かって問題を解くための英語」
確かにそうです。
受験英語って使い方うんぬんよりも、文法や単語の意味を日本語訳で暗記します。
テスト問題を見たら、どれを当てはめるかわかりますが、実際の日常会話では使い方がわからないので話せない、スピーキングで文法を正しく使えない人が必然的に多くなってしまいます。
でも私は、日本人は受験英語で鍛えた脳があるのだから、ちょっと工夫した勉強をすれば、スピーキングでも文法を使いこなせるようになるはずだと思います。
実際に私も、同じような経験をし、苦手を克服したからです。
たまに「文法はもう受験の時に勉強したから十分です」って人もいるけど、それだと絶対にスピーキングで使えないし、知らないニュアンスもたくさんあります。
私たちは赤ちゃんのように英語のシャワーを浴びているだけでは英語力は伸びません。
しっかりと文法をイメージで捉えて、ニュアンスを理解できないと今後の英語力に大きな差がつきます。
文法を制するものは会話を制する。
大人の英語学習には、その意気込みと目標が大切です。
日本語訳で覚えてはいけない理由
英文法の大切さはわかりましたが、自分でどのように勉強したらいいのでしょうか?
突然ですが、次の例文の違いはわかりますか?
*あなたがスポーツ選手として、決勝戦に挑んでいるところです。
( )は日本語の直訳です。
- A: I could win the final match. (決勝戦で勝つことができた)
- B: I was able to win the final match. (決勝戦で勝つことができた)
実際に試合に勝つことができたのはどちらでしょうか?
正解は「B」です。
日本語訳だとどちらも勝つことができたとなりますが、実際に試合に勝つことができたという事実を述べているのは「B」was able toの例文です。
「A」couldの例文は試合に勝つ能力があったけどという単純に能力を述べているだけなので、実際に達成したかはわかりません。
このように日本語訳で覚えると、同じ日本語なのにニュアンスが全然違う!ってことが多々あります。。
英文法の学習で焦点にしないといけないのが「英語スピーキング」です。
スピーキングで使えない文法など、今後何の役に立つのでしょうか。
スピーキングに繋がる文法は「リスニング」でもちゃんとしたニュアンスで理解することができるので、日常のコミュニケーションにおいてとても役に立ちます。
受験英語から脱却し、スピーキング重視へうつるときです!
英文法はイメージで覚える
いろいろと話しましたが、英文法はイメージで覚えるに越したことがありません。
イメージで覚える
これが1番大切です。
具体的にいうと、シチュエーションごとにどの文法を使っていいのかイメージで覚えて、スピーキングに繋がるようにするのが大切です。
例えば、先ほどのcouldは実際に達成したのかわからないといったニュアンスがあります。
日本語の英文法参考書では「〜ができた」「可能性」「能力」など書かれていますが、私たちはスピーキング中に「これは可能性だ!これは能力だ!」なんて思いながら話すことはありません。
そんなの考えて話していたらすぐに日が暮れてしまいます。笑
私の頭の中では実際に「あった/なかった」って感じで瞬時にcouldの使い分けができます。
難しい用語ではなく、自分にあった言葉でイメージを作ることが重要です。
例えば助動詞willも「〜する予定だ」とかで覚えるのではなく、私は「意思表示」という言葉に置き換えて覚えてまいます。
その言葉を代表するイメージさえ掴めていれば、後々いろんな状況で対応することが可能です。
お勧めの文法教材と勉強法
長年、英語教育の現場にいて1番スピーキングに成果が出た参考書がこれです。
ケンブリッジ大学出版
Grammar in Use (グラマーインユース)
あの有名な世界のケンブリッジが出版している文法本です。
世界中の学生や教育者から評価されており、世界共通の文法本と言っても過言ではありません。
各国で販売されていますし、また多くの語学学校でも学校の教材として取り入れられています。
文法をシチュエーション別で説明しているので、学生がよりスピーキングで文法を使えるように配慮された参考書になります。
各ユニットごとに説明とその問題が1ページづつあるので、無理なく1日1ユニット、2ユニットをこなせます。
中学英語まではなんとかいけそうという方へ
書店では英語版と日本語版の両方が販売されています。
お勧めは英語版です。日本語版は英語版から翻訳されていますが、ニュアンスを伝えずらかったり、意味が曖昧になっていて、正確に理解できない可能性もあります。
英語はそもそも英語で考えるのが英語脳への一歩なので、英語版で勉強することをお勧めします。
まだ自身の英語に不安がたくさんあるという方は日本語版から始めてみましょう。
レベルは「初級:ベーシック」「中級:インターミディエイト」「上級:アドバンス」の3つに分かれていて、英語版は「ベーシック」から「インターミディエイト」、日本語版は「インターミディエイト」をお勧めします。
日本語版はもちろん英語版よりも進めやすいので、簡単なベーシックを買う必要はありません。
違いはちょっとした情報量の差なので、あまり問題はありません。
英語初級の方
英語中級者の方
このGrammar in Useのシリーズで唯一買ってはいけないレベルがあります。
それは「Advanced: アドバンス」です。
英語上級者でもとても難しい内容となっており、教育者向けで絵も入っていないので理解するのが至難の技となります。
実際にやった勉強法
私の場合は1日2ユニットづつ進めていました。
日常会話で重要なのが「時制」と「助動詞」です。
どんな会話でも必須とするこの2つの文法は、真っ先におさえておかなくてはいけない分類です。
グラマーインユースの教科書は「時制」からスタートし、「助動詞」がその次にきます。
また時制と助動詞は全部で50ユニットぐらいなので、1日2ユニットづつやれば最重要項目を約1ヶ月で制覇することができます。
もちろん、途中でわからなくなったらネットで調べたり、辞書を引いたりして時間がかかる分野もあるのですが、約1ヶ月を目安に考えれば頑張って続けようって気になりませんか?
たった1ヶ月であなたの文法知識は生まれ変わり、スピーキングでも少しづつ慣れていくと思います。
スピーキングをもっと練習したい方へ
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