【スピーキングで使える】助動詞mustの使い方

英文法

みなさんは”MUST”と聞いてどんなイメージを思い浮かべますか?

「〜しなければならない」

と日本語訳が真っ先に出てくる人も多いのではないでしょうか?

助動詞を理解するには日本語訳ではなく、イメージで覚えていく必要があります。

Mustはとても強力な助動詞で、使い方次第では相手を怒らせてしまうこともあります。

助動詞mustをしっかりと勉強して、スピーキングで正しく使えるようにしておきましょう。

MUSTの基本的な意味と使い方

Msutには以下の複数の意味が含まれています。

義務 推量 禁止

複雑に考える必要はなく、イメージでしっかりと覚えておけば問題ありません。

◾️覚えやすいmustのイメージ

  • 法律遵守 (コンプラインアンス)
  • 根拠に基づく強い意見

義務を表すmust

みなさんも良くご存じである「〜しなければならない」がこの義務にあたります。

何かに従わないといけないニュアンスですが、その義務というのは法律やルール、強い根拠に基づいたものでなければなりません。

◾️Must(義務)の根拠
法律、規則、校則、ガイドライン、その他強い根拠

  • You must follow the school regulation. (校則)
  • All drivers must obey the traffic laws. (法律)
  • People must wash their hands against covid19. (強い根拠)

上の例文は全て義務感を表すmustが使われています。

ただ単に「〜しなければならない」という日本語訳ではなく、ちゃんと法律などによる根拠を基に義務としています。

この根拠の違いで”have to”や”should”とは違うニュアンスがあり、状況により助動詞の使い分け(区別)が必要となります。

推量のmust

推量は「〜に違いない」という自信満々の強い意見を表しています。

まずは根拠に基づく強い意見。

例えば、夜中に家の明かりが消えていたら、家族はもう寝てると判断できるのでmustを使えます。
また、家に帰ると食べ物のいい匂いがしている、つまり誰かが料理しているという強い根拠が表せます。

  • There is no light-on in my house. My parents must be sleeping now.
  • Wow good smell. Someone must be cooking.
  • There are no cars in the garage. Mr. Mark must be somewhere else.
  • It’s so dark and cloudy. It must rain later soon.
ASH
ASH

例外として、mustに強い意味があるのを利用して、根拠なく使う場合もあります。
これはあなたはの強い意見を表現しています。

You must be kidding! (冗談でしょ!)
It must be wrong! (絶対違うよ!)

友人に何かをお勧めするプラスの意味で使うこともあります。

  • You must try this cake! It’s very delicious! (このケーキ絶対トライして!めっちゃおいしいから!)

禁止のmust (否定文)

Mustを否定文で使うと「〜してはいけない」という禁止を表すことができます。

これも法的に根拠がある場合や強い根拠に基づく意見として使われ、かなり上から目線で強い表現なので、友人同士ではあまり使われません。

◾️省略形(マッスント)
Must not → mustn’t

  • You mustn’t enter this area after 10pm.
  • Hey! You mustn’t forget to bring your driver’s license with you when (you) drive a car.
  • It must not rain because it’s clear and sunny today.

Must notは命令文に置き換えが可能です。

  • Don’t forget to bring your passport when you travel abroad.
  • You must not forget your passport when you travel abroad.

名詞としてのmust

Mustに名詞があるんだと驚かれる人もいるかもしれませんが、海外ではよく使われています。

Must (名) – 必須、絶対

スピーキングではよくa mustのようにaが付く可算名詞として扱われています。

It’s a must! (それは絶対に!)

  • Cash is a must when you travel in the Philippines. (フィリピン国内を移動するときは現金が必須です)

そのほか、動詞を(-)ハイフンで繋げて使う場合もあります。

  • A must-read book – 読まなければならない本(読んで欲しいもの)
  • A must-eat food – 食べなければならない食べ
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