英語前置詞は英語学習の中でもとても難しいと感じている方が多く、使い方をなかなか覚えられないといった声をよく聞きます。

前置詞って本当に難しいよね。
いつも何を使ったら良いのかわからなくなる。

「in」とか「at」とか一緒のような感じがするからな〜
今日は場所に関する前置詞「in」に着目してわかりやすく解説してみました。
いろいろな使い方がありますが、初級者向けに日常的に使用頻度の多い”場所”に関連した使い方にフォーカスしているので、前置詞学習のスタートに適しているでしょう。
前置詞ってなんぞや?

そもそも前置詞って何なん?笑
日本語の「〜で」「〜の前に」「〜のために」「〜の中で」などの繋ぎ言葉のような意味合いを持っています。
文章を繋ぐ上で、前置詞が接着剤のような役割をしています。
前置詞が違うだけで文章の全体的な意味が変わってきたりすることもあります。
前置詞の覚え方
前置詞の学習をする前に、覚え方のコツを知っておきましょう!
前置詞は全部で20種類以上も存在していて、尚且つ1つの前置詞に複数の意味があるため、日本語訳で「〜に」や「〜へ」と覚えようとしても、会話中に全く使うことができなくなります。
英語初心者がはまりやすい落とし穴なので、気をつけましょう。
前置詞のイメージ
前置詞は「イメージで覚える」が鉄則です!
100%はっきりしたイメージを捉える必要はなく、なんとなくこんなイメージってのだけ押さえているとスピーキングでも使えるようになります。
数が多いので、機械のような精密さは必要ないので、要点だけ押さえてなんとなくのイメージを持っておきましょう!
前置詞 ”in” を使いこなそう!

場所関連だと”in”は「〜の中に」って訳すのが普通だよね?

そうだね!でも日本語訳で覚えていると使いこなせないので、一旦「〜の中に」っていう言葉は頭から消去してみよう!
“in” のイメージ

周りに何かがあって、その空間の中にいるというようなイメージです。
上のイメージをなんとなく覚えておきましょう。
◾️ 1番イメージがつきやすい「箱」を使った例文で確認
- There is a ball is in the box.
- A ball is in the box.
- The ball in the box is mine.

箱という空間の中にボールがあるというイメージだよ。
空間があり、その中にあるということが重要なポイントです!
例文を確認
- I’m in a Japanese restaurant. (レストランという空間の中に自分がいる)
- Your cups are in the cabinet. (キャビネットという空間の中にあなたのカップがある)
- She has several cash cards in her wallet. (キャッシュカードが財布という空間の中にある)
はっきりとした空間じゃないとき
前置詞の”in”は空間の中にという説明をしましたが、
実は「はっきりとした空間じゃない」ときにも使えます。


囲まれてるって感じやねんな!
in=箱ではなく、何かに囲まれている、何かに包まれているような内部を表現したいときに前置詞”in”を使うことができます。
例文を確認
- There is a ball in the forest. (森の中のボール)
- I even played soccer in the rain. (雨の中でサッカー)
- Look at the guy in blue. He must be John. (青色服を着た男)

人に対して「in + 色」を使うと、その色に包まれている、つまり〇〇色の服を着ているという意味になりますよ!
The woman in pink is looking at the puppy.
(ピンク色を着た女性は子犬を見ている)
立体的はなくて平面的な場所でも”in”を使う
例えば公園とか広場とか写真にも”in”を使うことができます。
必ずしも立体的とは限りらず、平面的に見える場所でも”in”を使うので、空間の中、その範囲の中というイメージが出来上がってきます。

例文で確認
- There is a ball in the park. (公園の中のボール)
- I know this guy in this picture. (この写真の中の男)
- They are playing baseball in that filed. (広場で野球)

今日覚えておくことは、
・空間の中
・モヤモヤした空間の中
・平面的な空間の中
この3つの空間に”in”を使うと覚えておこう!

他にもたくさんの使い方がありますが、最初は場所に使う”in”に着目して覚えておきましょう!