【最新】フィリピン現地の状況 (コロナウイルスによる影響)

フィリピンコロナ状況フィリピン

フィリピン現地の最新状況 (7月後半) をお知らせします。

最新ニュース:8月1日より長期ビザ保持外国人への入国が再開します!
*入国制限解除の詳細は記事下部よりご確認いただけます。

現在フィリピン国内各所において、規制が段階的に解除されてきています。
外出を始め、地域間移動なども可能となり、日常生活を取り戻しつつあります。

また現地のスタッフによると、買い物客も増加しており、二次感染に備えた行動が必要とのことです。

在フィリピン・日本大使館によると、地域間の移動や国内線の利用は警察署が発行するトラベルパス (証明書)が必須となりますので、自由な移動は制限されています。

フィリピン渡航を考えている方は、最新情報をご確認の上、慎重に判断しましょう。

コロナウイルス新規感染者の最新情報

フィリピン国内のコロナウイルス感染者の最新情報です。
合計感染者数、デイリー感染者数、現感染者数、死者数などが確認可能です。

フィリピン国内感染者数

◾️8月5日現在
感染者合計:115,980名
治療中の患者数:47,587名
死亡者数:2,123名

◾️7月24日時点
感染者合計:76,444名
治療中の患者数:50,063名
死亡者数:1,879名

2週間前と比べると感染者数の割合は「約65%」増加しており、フィリピン国内においてコロナ感染が収まってきている兆しはありません。
ただし、死者数は「約12%増」となり、軽症者の増加が多いことがわかります。

フィリピン国内コロナウイルスの増加率

日本と比べると感染者は常に増加していて、終息の兆しが見えない状況が続いています。
またマニラやセブ地域の一部で第2波による市中感染が増えており、一部で強制隔離規制が再開するなど、現地では緊迫した状態が続いています。

ASH
ASH

5月末から現在にかけて感染者が急増しています。
日本のように少しでも収まった期間がないのが特徴です。

1日のコロナ新規増加率

1日のコロナ新規感染者の増加数は5月下旬より急増しており、1日4000〜6000人を超える日もあり、相当数の新規感染者数が報告されています。

*フィリピンではコロナ検査キットの数を順次増やしているので、依然と比べて感染者数が多くなったと言われています。
しかしながら、実は感染者がもっとたくさんいたということになるので外出時は要注意が必要です。

現時点で感染中/治療中の数

現在コロナに感染して治療中 (陰性になっていない)人の数です。
8月5日時点で国内に47,587名もの人がコロナ陽性の状態となっています。

8月に入りガクッと数値が下がっていますが、何らかの間違いやリセットが行われており、正確な人数を把握することが難しくなっていることが見受けられます。増加の一途をたどる感染者ですが、この数値から治療が必要な人が増えており現地の医療はかなり逼迫した状態が続いています。

KIKI
KIKI

現地で十分な医療が受けられないので、フィリピンへ渡航できる人は十二分に気をつけてください!

コロナによる死者数

フィリピン国内のコロナウイルスによる死者数の増加率は少しづつ低くなってきています。
感染者数が激増している中での死者数の割合が低下しているので、現地でコロナ軽症者が相対的に増えていると分析できます。

ただし、一度重症化してしまうと医療設備の整っていないフィリピンの病院では治療が難しいケースも報告されており、十分な医療が受けられない可能性が多いにあります。

現地規制について

フィリピン国内では生活に関する様々な規制が発表されています。
国が全域に定める規制から、地域により独自で規制を変えたり厳しくしたりするなどの対策が施されています。

8月に入り、経済活動を優先させるために規制緩和が進んでいますが、マニラ首都圏など再び厳しい規制を課すエリアもあるので渡航の際は地域ごとの詳細な情報を手に入れましょう。

ASH
ASH

フィリピンでは主にfacebookを使って情報を発信している
市町村やコミュニティが多く、ホームページを検索するよりも
「地名+facebook」で情報を探す方がベターです!

ASH BLOG
ASH BLOG

現地規制の種類 (ECQ-MECQ-GCQ-MGCQ)

現在の各地域の規制レベルは次の通りです。(8月5日現在)
*フィリピンでは規制は2週間おきに政府により見直され、その後は変更または現状維持となります。

MECQ – 準強制隔離規制

セブ市内全域
マニラ首都圏全域
・カラバルソン地域(地域4A)のカビテ州、リザール州、ラグナ州

・中部ルソン地域(地域3)のブラカン州

GCQ – 条件付き隔離規制

・中部ビサヤ地域(地域7)のマンダウエ市、ラプラプ市、セブ州のタリサイ市、ミングラニラ町、コンソラシオン町
 ・東ビサヤ地域(地域8)のオルモック市、南レイテ州
 ・サンボアンガ半島地域(地域9)のサンボアンガ市
 ・カラガ地域(地域13)の北アグサン州、ブトゥアン市
 ・バンサモロ自治地域(BARMM)のバシラン州

MGCQ – 条件付き準隔離規制

・コルディリェラ地域
  ベンゲット州、バギオ市
 ・イコロス地域(地域1)
  北イロコス州、南イロコス州、ラウニオン州、パンガシナン州、ダグパン市
 ・カガヤン・バレー地域 (地域2)
  カガヤン州、イサベラ州、ヌエヴァ・ヴィスカヤ州
 ・中部ルソン地域(地域3)
  バタアン州、ヌエヴァ・エシハ州、パンパンガ州、アンヘレス市
 ・カラバルソン地域(地域4A)
  バタンガス州、ケゾン州、ルセナ市
 ・ミマロパ地域(地域4B)
  東ミンドロ州、西ミンドロ州、プエルト・プリンセサ市
 ・ビコール地域(地域5)
  アルバイ州、北カマリネス州、南カマリネス州、マスバテ州、カタンドゥアネス州、ソルソゴン州
 ・西ビサヤ地域(地域6)
  カピス州、イロイロ州、イロイロ市、西ネグロス州、アンティーケ州、アクラン州、ギマラス州、バコロド市
 ・中部ビサヤ地域(地域7)
  セブ州(タリサイ市、ミングラニラ町、コンソラシオン町)、ボホール州、東ネグロス州
 ・東ビサヤ地区(地域8)
  タクロバーン市、西サマール州、レイテ州、ビリラン州
 ・サンボアンガ半島地域(地域9)
  北サンボアンガ州、南サンボアンガ州、サンボアンガ・シブガイ州
 ・北ミンダナオ地域(地域10)
  イリガン市、ブキノドン州、東ミサミス州、カガヤン・デ・オロ市
 ・ダバオ地域(地域11)
  北ダバオ州、南ダバオ州、東ダバオ州、西ダバオ州、ダバオ・デ・オロ州、ダバオ市
 ・ソクサージェン地域(地域12)
  北コタバト州、南コタバト州、ジェネラル・サントス市、スルタン・クダラット州
 ・バンサモロ暫定自治地域
  南ラナオ州、マギンダナオ州

外出規制
– 100%自宅隔離から緩和され、地域により異なりますが、未成年者とお年配の方は外出禁止、または時間帯により外出禁止などの制約があります。

教育機関
– 全ての教育機関は閉鎖命令によりオフラインでの授業を停止しています。オンラインにて切り替えが可能な公立学校、語学学校もあるので詳細は各自で確認してください。

交通機関
– 地域内の電車、バス、タクシーなどの交通機関は一定の乗車条件を設けて再開しています。ある地域から別の市や州を跨ぐ移動は地域ごとに規制が異なりますが、依然として厳しい状況にあります。州を跨ぐ国内の移動には沢山の制約があります。

宿泊施設
– 宿泊条件を設けて一部再開をしています。感染者数はとても多いので、宿泊は控えておいた方が無難です。

オフィス
– 会社営業も一部で再開しています。週に何日や何時間など、地域により勤務条件が異なります。

レストランや商店
– 一部で再開しています。テイクアウトのみ営業しているお店や、スーパーも入場規制をしながら営業しています。

ASH
ASH

地域により様々な規制があるので、フィリピン渡航の際はトラブルを避ける為、出来る限り地域間移動はしないようにしましょう。

公共交通機関の制限

フィリピン全土で公共交通機関を利用の際、フェイスシールドとマスクの着用が義務付けされました。
違反すると罰金が課せられますので、外出の際はフェイスシールドとマスクを必ず着用しましょう。
政府の方針に従わない場合は逮捕される恐れがありますので、十分気をつけてください。

逮捕者が続出している状況

パンパンガ州の発表

各規制の違反者は罰金や逮捕などのペナルティが課せられています。
周りを見て大丈夫だと思わず、責任ある行動を取りましょう。
逮捕後にどうなるかは不明ですが、牢屋などは衛生面がかなり悪く、感染者と隣り合わせになるかもしれませんので、絶対に避けなければなりません。

フライトの再開と入国規制の緩和措置

フィリピン国内の空港は国内線とフィリピン国籍対象の国際便、外国人対象の帰国便のみ運行をしておりましたが、フィリピン政府は長期滞在ビザを持つ人は8月1日よりフィリピン入国が可能となりました。

入国可能なビザの種類
  • フィリピン入国管理法第13条に係るビザ(13ビザ、13(a)ビザ、13(b)ビザ、13(c)ビザ、13(d)ビザ、13(e)ビザ、13(g)ビザ)
  • RA 7919ビザ
  • EO 324ビザ
  • フィリピン生まれ(Native-born)の査証

政府が発表した情報によると、観光ビザや一時就労ビザなどは含まれていないので、以前に取得した上記のビザで更に有効期限が残っているビザが対象

また入国の条件としてコロナ検査場の予約、政府が認定した隔離施設への予約がある場合にのみ入国が認められます。
フィリピン入国後は指定の場所での強制隔離がありますので、現地の方針に必ず従い、トラブルを避ける為に異議申し立ては行わないようにしましょう。

不明な点やお問い合わせは日本国内にあるフィリピン大使館や領事館で相談可能です。

▶︎フィリピン大使館

基本的にはフィリピン国籍を要する人の入国を優先しています。
外国籍の場合は到着時のコロナ検査場の都合で稀に当日に入国が認められないなどの可能性もあります。

KIKI
KIKI

フィリピン留学や観光目的ではまだ入国は禁止されているってことね。
日本政府による出国注意情報もあるので合わせて確認しておこうね。

フィリピン-日本路線

各航空会社より日本-フィリピン路線のフライトが予約可能となっています。
限られたフライトのみ運行を予定していますので、渡航希望の方は必ず大使館にビザの件を問い合わせて、ご自身が入国可能かどうか確認してください。

*現地情報によると、予約したフライトがキャンセルになる傾向が続いているとのことです。渡航日を決めて予約しても、フライトがキャンセルとなる場合が多いので注意しましょう。(特にLCC各航空会社のフライトにキャンセルが目立つ)

◾️国際線フライト情報は各航空会社ホームページをご確認ください。

日本航空(JAL):https://www.jal.co.jp/jp/ja/
全日空 (ANA):https://www.ana.co.jp/
フィリピン航空 : https://www.philippineairlines.com/ja-jp/jp/home
セブパシフィック: https://www.cebupacificair.com/ja-jp
ジェットスター:https://www.jetstar.com/jp/ja
エアアジア: https://www.airasia.com/ja/jp

◾️一気に利用可能なフライト情報を探したい方は下記のサイトが便利です。

フィリピン留学の現状

フィリピン国内全ての学校が政府の勧告に従い休校措置を取っています。
これはフィリピンにある語学学校にも適応されており、各学校は休校によりサービスを休止、またはオンライン英語コースを新設をするなど、コロナの影響を最小限に抑える努力をしています。

◾️学校再開の見込み
残念ながら早期の学校再開の見込みはありません。
フィリピン語学学校の営業再開には下記のステップを踏まなくてはなりません。

  1. 現地で規制が解除される (学校の営業再開許可、講師の出勤許可、宿泊施設の稼働許可など)
  2. 国際線運航の再開 (フィリピンと日本を結ぶ路線の再開)
  3. 日本国外務省による渡航中止要請の解除
  4. 現地の医療現場の状況 (適切な医療を受けられる環境があるかどうか)
  5. 各学校の感染対策 (集団感染を防ぐための対策があるか)*確認必須
  6. コロナによる治安確認 (治安が悪化していないか)
  7. マスクやアルコール消毒液などの在庫があるか

特に感染症対策を徹底していないと、集団で生活するフィリピン留学では感染リスクが高まります。
学校再開が発表されたら、必ず学校の感染症対策を確認しましょう。

留学が困難な中、英語学習をご希望の方はオンライン英会話を受講しましょう。
無料体験レッスンができるオンライン英会話会社の情報を集めました。

フィリピンコロナ情報をご自身で確認

◾️感染者数の確認など
①ワールドメーター: https://www.worldometers.info/coronavirus/country/philippines/
②フィリピン保健省 (英語のみ): https://ncovtracker.doh.gov.ph/

◾️フィリピン国内の規制情報
①在フィリピン日本大使館: https://www.ph.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

◾️フィリピン渡航情報
①フィリピン入国管理局: https://www.facebook.com/officialbureauofimmigration/
②日本国外務省: https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo_2020T093.html#ad-image-9

まとめ

フィリピン国内の1日のコロナ新規感染者数は依然として多く、完治していない治療中の患者の数も増加しています。
経済活動を優先させるために国内の規制解除は進んでいますが、以前のように渡航可能となるには相当の時間が必要となります。
また現地の医療体制は整備されておらず、危険リスクが高い状態です。

フィリピンのいくつかの学校では独自のオンライン英語留学プログラムを提供しています。
現地で培ったノウハウを詰め込んだオンライン英会話となるので、一般的に宣伝されているオンライン英会話よりもしっかりとと学べる傾向にあります。

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